美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

2022年4月30日、妙満寺の諸堂を巡る

拝観日:2022年4月30日(土)、晴れ

場所:京都市左京区

拝観料:500円

 

4月30日にお参りした妙満寺では、雪の庭の鑑賞と共に、境内の諸堂や宝物館も拝観しました。

 

妙満寺は、顕本法華宗の総本山とされています。創建は室町時代です。

 

寺へは、地下鉄の国際会館駅から徒歩約15分で着きました。

元々の妙満寺は室町にありました。その後、寺町二条を経て、雪の庭と共に昭和43年に岩倉へ移ってきました。

 

妙満寺本堂

寺務所では拝観の受付を行い、靴を脱いでスリッパに履き替えて、まず、本堂をお参りしました。

 

本堂への渡り廊下には、右手に寺を開いた日什上人の生涯が、左手に日什上人が天台宗から宗旨替えして帰依した、日蓮聖人の生涯が、絵解きの形で展示されています。日什上人は、会津の生まれです。

 

比叡山

案内板に従って本堂の前に立ち、参道の方を振り返ると、道の向こうには、新緑を迎えた比叡山を望めました。

 

本堂の中では、煌びやかな内陣の奥に、「南妙法蓮華経」の題目が見えます。

 

宝物館にも足を運ぶと、館内には「安珍清姫」伝説の鐘が展示されています。その他にも、小さな厨子に収められた仏様や、日什上人の筆による、力強い姿のお題目も飾られています。

 

仏舎利

お参りの締めくくりは、インド風の仏舎利大塔にも立ち寄ります。この手の塔を拝むのは、岡山の最上稲荷をお参りして以来のことです。

 

塔の中には、お釈迦さんが座っています。こちらではまず、線香に火をつけて香炉に備えます。

その後は、塔の周りを時計回りに3周巡りました。