拝観日;2022年5月1日(日)、雨
特別拝観料:500円
5月1日は、約15年ぶりに、西国第22番札所の総持寺をお参りしました。
総持寺では、5月と6月の日曜日に限り、西国草創1300年記念の特別拝観として、普段は秘仏のご本尊にお会いできました。
本堂の受付では、寺務員さんからパンフレット共に記念の御守を賜ります。
内陣の壁には、弘法大師の姿が何枚も描かれています。
開帳された厨子の前に立つと、ご本尊がお待ちです。
平安時代生まれと伝わるご本尊は、千手観音です。
そのお姿は、首をニュッと伸ばしたカメの上に乗って、まっすぐと甲羅の上に立って、一点を見つめていらっしゃいます。
元々は金箔が施されていたようですが、信長公の時代に兵火で大やけどを負い、今は黒ずんでいます。
ご本尊は、「乗り物に乗っている時間も大切にせよ」と、私に諭しているようにも見えました。