拝観日:2023年10月15日(日)、曇りのち晴れ
昨年10月15日にお参りした臨済寺では、本堂裏手の庭園を鑑賞しました。
先客は、縁側に腰掛けて、ある者は談笑しながら、ある者はカメラを向け、庭の池、石、木々、苔を鑑賞します。私も先客に倣って、空いている所に腰掛けます。
山の斜面に造られた庭園は、下から上までの高低差があります。頂上には、既に冬枯れたシダレザクラの向こうに、茶室が見えます。
腰を上げて、今度は、茶室へと続く階段、回廊を上り、中段の座敷と縁側に座ります。茶室へは、整理券が必要で、既に長い行列ができているので、私は中段までとしました。
中段から見える景色は、本堂とは違います。庭園は、中段にも小さな池があります。
また、本堂の見事な柿葺屋根と、
回廊の欄間も鑑賞できます。
一度座ると、私を含むほとんどの参拝客は、尻に根っこが生えてしまい、庭園や諸堂に観入ってしまいました。
鑑賞を終えて、山門まで下る途中には、今川氏の墓所に手を合わせ、更に大きなギンモクセイの香りも楽しみました。