美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

2023年5月20日、多賀城廃寺を訪れる

訪問日:2023年5月20日(土)、曇り

場所:宮城県多賀城市

 

5月20日は、東北歴史博物館での鑑賞に続いて、近くにある多賀城廃寺も訪れました。

 

こちらは、線路の北側に広がる政庁跡と同じく、国の史跡です。政庁跡は、5年前に訪れたことがあります。

廃寺跡は、公園として整備されています。

 

寺の建物は何も残っていません。

 

しかし、倉庫、講堂、金堂、三重塔、中門には、土台と礎石が置かれています。

礎石はザラザラした凝灰岩です。

案内板には、寺の図面が描かれています。

その図面を頼りに、土台の周りを歩きながら想像してみたところ、素人の私には、奈良の興福寺を小さくしたような伽藍が見えて来ました。

 

廃寺は、丘陵の先端にあります。隣町に鎮座する鹽竈神社も、似たような地形に鎮座していることを思い出しました。

廃寺から丘を15分ほど下ると、多賀城の市街地が見えて来ました。帰りは、仙石線多賀城駅から、元山手線の205系電車に乗って、仙台へと戻りました。