拝観日:2023年10月15日(日)、曇りのち晴れ
昨年10月15日は、年に2回しか一般拝観が行われない、静岡の臨済寺をお参りしました。
山門を潜り、滑りやすい石段を登った先には、白砂が広がり、その奥には、重要文化財の本堂が建っています。今日は特別に、本堂にも上がれます。拝観は無料です。
本堂の座敷には、書画に加えて、蝶々の標本が多数並べられてられています。今日は、蝶々の供養を行う日でもあります。襖絵は水墨画です。
参拝者は、堂内も自由に撮影できるようです。普段は厳格な禅の道場であるにもかかわらず、随分寛容な寺です。その寛容さに感謝して、受付では、ご本尊と摩利支天の御朱印をそれぞれ、有料で賜りました。
お堂の真ん中には、御簾の奥にご本尊の阿弥陀さんが座っています。阿弥陀さんの両脇には、日光と月光の菩薩が立っています。また、家康公の木像も座っています。日光さん、月光さん、阿弥陀さんの台座が金ピカであるのに対して、阿弥陀さん自身は黒ずんだお姿です。
本堂の隣には、回廊伝いに、開山堂、摩利支天堂が並び建ちます。それぞれの堂内では、焼香をします。摩利支天が見守るお堂は、座禅を行う部屋でもあります。
お参りを済ませた後は、摩利支天堂の奥の東司も使わせてもらいました。