見学日:2021年7月4日(日)、 曇り時々晴れ
7月4日は、三内丸山遺跡を訪れました。
遺跡へは、新青森駅から30分余り歩いて向かいました。
遺跡の入口には、展示施設と観光施設を兼ねた、縄文時遊館が建っており、ここで入場料金を払った後は、遺跡を紹介する10分弱の動画を観ました。
ムラを再現していると見られる遺跡は、単純に1周するだけでも30分近くはかかるであろう広さです。
こちらには、ポスターやパンフレットでも見かけることがある、6本の掘立柱や何軒かの竪穴住居や、高床式の建物が復元されています
6本柱の遺構、墓場、当時の盛土は、小屋の中で空調を効かせた状態で保存されています。
復元品や、目に見える遺構に加えて、私が興味深く見学したものは、地形と自然です。
辺りの地形は、南が高く、北は谷です。元々は低湿地ともいわれています。
この高低差は、今でも残されています。低地と台地・丘陵の境目に当たる当地は、採集と漁を中心として縄文を生きた緒先輩方が定住するには、最適な環境であったことが想像できます。
再び時遊館に戻り、今度はミュージアムにて、出土品を軽く観て歩きました。
入って左側の部屋には、翡翠が展示されています。
展示パネルのQRコードをスマホで読み込むと、説明動画が流れます。
それによると、翡翠は、遠く糸魚川から当地へもたらされたようです。
一体、越後から津軽まで、緒先輩方は、どのような経路を通って交易を行ったのでしょうか。
見所と考え所が多い三内丸山遺跡は、やや急足で見学しても、あっという間に1時間以上が過ぎてしまいました。
当日の経路
宿→天空橋〈〈京急線〉〉羽田空港第1・第2ターミナル→第1ターミナル〈 JL141便 〉青森空港〈〈 JRバス 〉〉青森〈奥羽本線〉新青森→三内丸山遺跡→あおもり健康ランド→新青森〈〈はやぶさ28号〉〉上野
三内丸山遺跡観覧料金:410円