昨年12月10日は、旧三井家下鴨別邸を訪れました。
こちらの邸に上がるのは、8月以来2回目です。
今回は、建物の一般公開は1階のみでした。
先客に続いて、庭に面した座敷に座ってみると、夏には池いっぱいに広がっていたハスは姿を消し、水辺のモミジはまだまだ鮮やかでした。
座敷のガラス戸は、気泡も見られる古いガラスです。
先客が立ち上がった後は、座敷の隅の方に座布団を敷いて、しばらくの間、庭を眺めます。
風が吹かない穏やかな陽気ゆえに、ずっと庭を眺めていると、時が過ぎるのを忘れてしまいそうでした。
次のお客さんと入れ替わるようにして座敷を立ち、今度は庭に出て、紅葉と建物を眺めました。
夏に観たハスやサルスベリも、こうして晩秋に観た黄葉も、共に素晴らしいものでした。
訪問日:2022年12月10日(土)、晴れ
旧三井家下鴨別邸見学料:500円