参拝、鑑賞日:2023年8月12日(土)、晴れ
宝物殿入館料:1000円
昨年8月12日は、千本釈迦堂に続いて、近くの北野天満宮にもお参りしました。
千本釈迦堂と天神さんとの間にも、歴史的なつながりがあるようです。
明るい時間帯にに天神さんをお参りするのは、32年ぶりでした。
天神様の本殿前には、ウメの実が天日干しされています。回廊に立っていると、梅干しの匂いがします。
参道を下って行くと、宝物殿が公開されています。
今日は、書と刀が展示されていることを知って、すぐに靴を脱いで宝物殿に上がります。
館内では、スマホ利用の撮影に限り、刀を写真に撮ることができます。
入ってすぐの所に飾られている太刀は、重要文化財の鬼切丸です。鬼切丸の後ろの展示ケースにも、様々な形、刃文の大小が並びます。これらの多くは、前田の殿様から天神さんに奉納されました。
主に、天神さんの神號「南無天満大自在天神」を描いた書は、壁側に並んでいます。
書き手の中には、歴代の天皇さんも含まれます。
目録に「書画」として紹介されているように、特に東山天皇の筆による神號は、左右逆の鏡文字に加えて、まるで、善光寺の鳩文字のように、文字と鳥の画が一体化しています。
書画を観ている間に先客は皆、退館されたようで、先程の霊宝館と同じく、宝物殿内の参拝客は、私1人だけの貸切状態になりました。これは有り難い機会ですので、鬼切丸をはじめとした刀を、中腰の姿勢になって、改めてゆっくりと鑑賞します。
鬼切丸の反り具合は、手作業とは思えない位の美しさに気づきました。