美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

2023年7月23日、奈良・西ノ京 ロータスロードを歩く(1)ー喜光寺ー

拝観日:2023年7月23日(日)、晴

場所:奈良県奈良市

 

拝観料

喜光寺:500円

唐招提寺:1000円

 

7月23日は、西大寺から西ノ京まで、「奈良・西ノ京 ロータスロード」を歩きました。

この催しは、8月中旬まで行われたもので、沿道の西大寺喜光寺唐招提寺薬師寺では、ハスの花見をできました。

 

今回は、暑さと時間の都合上、喜光寺唐招提寺の2ヶ所をお参りして、西大寺薬師寺は、遥拝のみにとどめました

 

寺巡りの地図は、近鉄電車のウェブサイトから、「てくてくマップ」をiPadにダウンロードしておきました。

喜光寺(歩道橋より)

はじめは、喜光寺をお参りしました。喜光寺をお参りするのは、今回が初めてです。こちらは、行基菩薩が創建された寺です。寺号は、聖武天皇から賜りました。

 

本堂

室町時代に再建された、重要文化財の本堂は、東大寺の大仏殿にも似ています。

初代の本堂は、大仏さんよりも歴史が古く、大仏さんの住まいは、こちらのお堂がモデルになったとも伝わります。

 

堂内には、真ん中に御本尊の阿弥陀さん、向かって右手に観音さん、左手には勢至さんがそれぞれ、蓮台に座っています。更に、天井付近には、雲に乗った小さな菩薩がこちらを見ています。

 

3体の大きな仏さんは、いずれも穏やかなお顔立ちで南を見つめています。阿弥陀さんは「わしが見つめる先には、素晴らしい世界が広がっているぞ」と、語りかけているようにも見えます。阿弥陀さんのような表情で日々を過ごせば、見えてくる世界、視野が広がるのかも知れません。

 

本堂の裏手には、スイレンの葉っぱに覆われた小さな池に、小さな弁天堂が建っています。このお堂も重要文化財です。

お堂の中では、弁天さんの化身とされる、とぐろを巻いた蛇の像を、特別に拝むことができました。

しゃがんでハスの花見

お参りの締めくくりは、ハスの花見です。ハスは、本堂の西側、すなわち極楽浄土の方角に、100鉢近く並んでいました。

 

茎の背丈は低く、花見は先客に倣って、しゃがんで1鉢1鉢を見上げるような姿勢をとりました。

 

そうすると、立って観ていた時には小粒だなぁと思った株も、天に向かって高く高く茎を伸ばしていることに気付きました。

 

 

当日の道のり

京都《近鉄特急》西大寺喜光寺唐招提寺→西ノ京《近鉄特急》京都