美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

5月23日、角館の平福美術館で木を鑑賞

5月23日は、角館の平福記念美術館を訪れました。

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美術館に入るとまず、ロビーには、角館の伝統工芸である、樺細工を施されたピアノが置いてあります。

こちらのピアノは、昭和29年に市内の小学校にやって来て、50年ほど使われた後は、現役を退いていたようです。
しかし、地元の樺細工の装飾を施して修理の上、現役復帰しました。

この「奇跡のピアノ」を使用したコンサートも、開かれることがあるようです。
ここまで木目が鮮明なピアノは、今までに見たことがありません。

企画展示室では、県内にかほ市出身の、池田修三の版画作品が展示されていました。
作品は、子供と花鳥を描いたものと、秋田の風景を描いたものが並びます。

作品と同じくらいに興味深かったものは、版木です。

館内では、完成された作品だけではなく、そこまでの過程を版木で紹介していました。
13色刷りの版画作品には、8枚の版木が使用されているとのことです。


鑑賞日:2018年5月23日(水)
観賞場所:秋田県仙北市
鑑賞料金:300円

経路:
上野<こまち7号>角館→平福記念美術館→青柳家→角館樺細工伝承館→岩橋家→角館<こまち30号>盛岡