美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

日記

2018年9月29日、「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」を鑑賞

鑑賞日:2018年9月29日(土) 観賞場所:京都国立博物館(京都市東山区) 鑑賞料金:1300円(前売り券購入) 昨年の9月29日は、京都の国立博物館を始めて訪れました。 当日は、「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」の開催初日でした。 私は以前から、数々の…

2018年8月26日、岡山のオリエント美術館を初めて訪れる

鑑賞日:2018年8月26日(日) 歩いた場所:岡山市北区 鑑賞料金:1100円 昨年8月26日の午後は、岡山のオリエント美術館を初めて訪れました。 当日の企画展示は、「シルクロード新世紀 ヒトが動き、モノが動く」でした。 展示品は、東西のアジア、中東から発…

2018年8月26日、「激動の幕末 長州藩主毛利敬親」を観る

昨年8月26日は、山口県立美術館にて、標記の企画展示を鑑賞しました。 この展示は、当日が最終日でした。 吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允や、その後の時代に総理大臣を務めた伊藤博文、山県有朋といった人物と比べると、殿様の生涯についてはあまり知られてお…

2018年8月5日、平山郁夫美術館でしまなみとシルクロードを鑑賞

昨年8月5日は、尾道の瀬戸田へ船で渡り、平山郁夫美術館を訪れました。 瀬戸田は、平山郁夫の出身地でもあります。 館内の絵の展示は、3つに分かれていました。 1つ目の展示室は、10代の頃の画が中心です。題材は、広島の風景や身近な人、その当時の著名人や…

2018年8月4日、「触りがいのある犬」を手で鑑賞

昨年8月4日に訪れた兵庫県立美術館での美術散歩の後半は、「県美プレミアム」の会場へ向かいました。 数ある作品の中で、特に面白かったものは、「触りがいのある犬」でした。 作者の中ハシ克シゲ氏は、手でお犬様に触れた時の感触を、出来る限り忠実に再現…

2018年8月4日、『絵本原画展 いもとようこの世界』を鑑賞

昨年8月4日は、神戸の兵庫県立美術館を訪れて、2つの展覧会を観て来ました。 前半は、3階のギャラリーにおいて、7月14日~9月2日まで開かれていた、『絵本原画展 いもとようこの世界』を鑑賞しました。 この展覧会の情報は、ラジオ大阪の番組で知りました。 …

2018年7月29日、徳川美術館で企画展と特別展鑑賞

昨年7月29日の午後は、名古屋の徳川美術館を再び訪れました。 館内では、企画展と特別展がそれぞれ開かれていました。 1. 企画展:「英雄たちの戦国合戦」 展示内容は、信長から家康の時代に至る、武将やその家来達の愛用品や古文書の展示でした。 それらの…

2018年7月29日、京都文化博物館で鉾の模型を観る

昨年の7月29日は、今までなかなか訪れる機会のなかった、京都文化博物館を訪れることができました。 総合展示は、別館裏手の本館の2階と3階で開かれています。 総合展示のテーマは、(1)京都の歴史、(2)祇園祭の鉾、(3)室町時代から金工師・金座を務めた後藤…

6月30日、「生誕150年 横山大観展」を鑑賞

6月30日は、夕方から京都の国立近代美術館に出かけて、横山大観展を鑑賞しました。 館内の展示は、約90年生きた大観の作品を、明治、大正、昭和の順に、年代順に並べていまました。 描かれているものも、画材も、偏りなく、バランス良いものでした。 また、…

6月17日、龍谷ミュージアムにて「お釈迦さんワールド ブッダになったひと」を鑑賞

6月17日は、京都の龍谷ミュージアムで開かれていた、「お釈迦さんワールド」の展示最終日に間に合いました。 この企画展示のことは、後援者に名を連ねている、α-Stationの番組で知りました。 お釈迦「様」ではなく、お釈迦「さん」と題する所が、お寺や神社…

6月18日、京都の智積院にて、長谷川等伯・久蔵の名画鑑賞

6月18日は、京都の智積院にて、国宝に指定されている長谷川等伯・久蔵親子が描いた障壁画を鑑賞しました。 襖絵では、父の等伯はカエデの木を描き、息子の久蔵はサクラの木を描きました。 いずれの画も、木の幹と枝が、力強く描いています。 その様子は、今…

6月16日、信州小布施の北斎館で漫画と屋台を鑑賞

6月16日は、信州小布施の北斎館を訪れました。 北斎館では、企画展示として、「北斎漫画の世界」が当日から始まりました。 北斎の描く漫画とは、漫然と人や花鳥風月を描いたものであり、弟子への教科書の意味合いもあったそうです。 今日の漫画のように、ス…

6月10日、新潟の會津八一記念館で書画鑑賞

6月10日は、新潟市内の會津八一記念館を訪れました。 八一のことは、国語の授業で知っていますし、かつて世話になった学校にも記念館があります。 しかし、彼の作品や生い立ちについて学ぶのは、今回が初めてです。 館内では、「文人と詩書画一致のモダニズ…

5月23日、角館の平福美術館で木を鑑賞

5月23日は、角館の平福記念美術館を訪れました。 美術館に入るとまず、ロビーには、角館の伝統工芸である、樺細工を施されたピアノが置いてあります。 こちらのピアノは、昭和29年に市内の小学校にやって来て、50年ほど使われた後は、現役を退いていたようで…

5月16日、ポーラ美術館にて『エミール・ガレ―自然の菟集』を鑑賞

5月16日は、久しぶりに箱根のポーラ美術館を訪れました。 何年も訪れていないうちに、スタンプカードは新しいデザインに変わっていました。 館内の企画展示は、エミール・ガレのガラス工芸品でした。 ガレの作品は、他所の美術館でも何度か見たことがありま…

2018年9月30日、『京都・醍醐寺 真言密教の宇宙』を鑑賞

9月最後の美術散歩は、台風接近に伴い、予定を変更して、六本木ミッドタウンのサントリー美術館へ出かけました。当初の予定は、京都にて、東山魁夷展を観る予定でした。 サントリー美術館では、11月11日まで、『京都・醍醐寺 真言密教の宇宙』が開かれていま…

5月8日、金沢21世紀美術館を巡る

5月8日は、金沢の21世紀美術館を初めて訪れました。 館内は、休日ほどではないものの、修学旅行中の中学生をはじめとして、多くのお客さんが歩いていました。 展覧会に入る前に、館内の廊下を半周してみましたが、武家屋敷のような複雑な間取りでした。 建物…

4月30日、「東大寺と東北 復興を支えた人々の祈り」を観る(後編)―TFUギャラリーで襖絵鑑賞―

4月30日の昼間は、仙台駅東口近くのTFUギャラリーミニモリに立ち寄り、多賀城で観た「東大寺と東北」との関連展示として、小泉淳作が描いた、東大寺の襖絵も鑑賞してきました。 襖絵には、ハスの花を描いたものと、サクラの花を描いたものの2種類が飾られて…

4月30日、「東大寺と東北 復興を支えた人々の祈り」を観る(前編)―東大寺の宝物を観て、東北との絆を学ぶ―

4月30日は、多賀城の東北歴史博物館で開催された、標記の展覧会を観て来ました。 こちらの展覧会は、主催者にも名を連ねる、『日経新聞』の特集記事を読んで知り、東大寺の宝物を是非観ておきたいと思いました。 金色に輝くお釈迦様、全てを悟ったような表情…

2018年4月19日、山種美術館で桜鑑賞

4月19日は、広尾の山種美術館を初めて訪れました。 館内の企画展示は、「桜 さくら SAKURA 2018―美術館でお花見!―」と題して、桜の花を描いた作品が展示されていました。 桜が描かれている名所の中では、京都、吉野、奥入瀬が特に印象に残りました。 また、…

2018年4月15日、ルイ・イカール美術館で、絵画と部屋を鑑賞

4月15日は、京都・八瀬の瑠璃光院に隣接する、ルイ・イカール美術館を訪れました。 美術館1階の展示室には、若い女性を描いた、イカールの版画作品が並びます。 描かれている女性も、女性の共をしている犬も、可愛らしい表情やポーズをしていたことが印象に…

2018年4月11日、篠山市立歴史美術館を歩く

4月11日は、丹波篠山の歴史美術館を訪れました。 歴史美術館の建物は、明治時代の裁判所です。 館内では、藩政時代に直営の窯で焼かれていたという、王地山焼が展示されていました。 王地山焼は磁器で、青磁も白磁も見ることができました。 王地山焼と、同じ…

2018年4月9日、『東郷青児展 夢と現の女たち』を鑑賞

4月9日は、あべのハルカスの美術館を初めて訪れました。 館内では、4月15日まで、東郷青児の生誕120年を記念して、標題の展覧会が開かれていました。 この展覧会のことは以前、ラジオ大阪の番組で知りました。 東郷青児の名前は知っていましたが、具体的にど…

6月11日、『ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』

各地の美術館において月曜休館が多い中で、乃木坂の国立新美術館は、月曜日も開館しています。こちらでは、『ルーヴル美術館展』が開かれています。 美術館は、千代田線の乃木坂駅と直結しています。乃木坂駅で降りるのも、新美術館へ入るのも、今日が初めて…