昨年のクリスマスは、姫路の書冩山をお参りしました。
ロープウェイの山上駅の先には、圓教寺の料金所があります。ここでは、徒歩参拝の志納金を払います。
その先では、鐘撞堂に立ち寄って、先客が撞き終わるのを待って、令和4年最後の鐘撞きをしました。一度空振りしてしまいましたが、仕切り直しでは良い音を出せました。
先月受講した秩父札所の研修会において、鐘の音は、仏さんの声であると教わりました。鐘撞き堂の案内板にも、その旨が記されています。一度空振りをした私には邪念があって、仏さんの声を聞くための心構えができていなかったのかもしれません。
鐘撞きの次は仁王門まで、やせ尾根を登ります。道の両脇には、西国の他の寺のご本尊が並びます。令和4年は、5番の葛井寺と22番の総持寺にて、個性的なご本尊とお会いできました。
仁王門を潜ると、右手に門が閉ざされた塔頭を見ながら、今度は、西国27番札所のご本尊がお住まいの摩尼殿に向かって坂を下ります。
小さな谷に架かる橋を渡ると、摩尼殿へ続く石段の脇にもう1ヶ所、三十三所の仏さんが集まっているお堂が立っています。お堂の前では、蝋燭に火をつけて、その火を線香にもつけて、体を清めました。
石段を登り終えて、寺の本堂である摩尼殿前の手水場には、氷が残っています。
ご本尊のお厨子前では、納経を行い、ここでも蝋燭と線香を立てました。
その後は納経所にて、寺務員さんから西国の御朱印、散華、御影を賜りました。
参拝日:2022年12月25日(日)、晴れ夕方雨
圓教寺入山料:500円