8月29日は、新潟駅近くの敦井美術館を訪れました。
こちらは、地元商社の創業者のコレクションを展示する、民間の美術館です。
日曜日が休館ゆえに、これまでは、なかなか訪れることができなかった美術館でもありました。
当日の展示内容は、「日本美術院の巨匠展」でした。
作品は、横山大観の画から始まります。大観と創業者とは付き合いがあったようで、画の隣には、大観の書「天霊地気」も掲げられています。
4つの文字は、文字を超えて、今にも動き出しそうです。「天」や「霊」は、ひょろひょろと昇って行きそうですし、「地」と「気」からは、力強さを見出だせました。
大観以外の作品では、真っ青な空に鳥とイチジクを描いた、速見御舟の「秋晴れ」が印象に残りました。私自身が秋を欲していたのかもしれません。
展示室は1部屋のみで、部屋の真ん中に立つと、全ての作品を見渡すことができました。
これもまた、小規模な美術館ならではの鑑賞方法ともいえましょうか。
鑑賞日:2020年8月29日(土)、晴れ
料金:500円