拝観日:2022年4月17日(日)、曇り時々小雨
場所:長野県大桑村
4月17日は、JRの「さわやかウォーキング」で、信州の大桑村を歩きました。
ゴールの須原駅に近い中山道沿いでは、定勝禅寺へお参りしました。
こちらは、妙心寺派の禅寺です。
参道沿いの木々は、新緑が見事でした。
今回は、重要文化財の庫裏と本堂へ上がらせてもらいました。
庫裏に上がってすぐ右には、黒ずんだ布袋さんが立っています。その横の廊下は、うぐいす張りです。歩くとキュキュッと音がします。
本堂のご本尊は、釈迦三尊かと思われます。その右手の間には、戦争で亡くなった兵隊さんの遺影が、左手の間には厳しい顔立ちの達磨大師が座っています。
お参りの次は、庫裏に戻って、座敷に少しばかり座り、中庭を見渡します。
こちらは平地の少ない谷間の宿場町であるものの、この寺の庭園だけは、谷間のことを忘れてしまいそうな奥行きの広さを感じられます。
寺のパンフレットに書かれている、「一日一度は静かに坐って身と呼吸と心を調えましょう」は、こうした庭園を観ればすぐに実践できそうです。