美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

2023年2月4日、善光寺七福神を巡る(後編):布袋尊〜毘沙門天、善光寺で結願

参拝日:2023年2月4日(土)、晴れ

場所:長野県長野市

 

2月4日に巡った善光寺七福神の5番目の布袋さんは唯一、寺や神社以外の場所に祀られています。

その場所は、かつては宿、今は結婚式場として使用されている建物の前で、ガラスケースに入っています。人通りの多い参道ゆえに、こちらでの御朱印は、気持ちを落ち着かせて、慎重に押しました。

 

6番目のえべっさん西宮神社へは、坂を下ります。陽当たりが悪い場所ゆえに、道には雪が積もっていました。

境内には、様々なえべっさんが飾られています。そのお顔立ちを見ると、どんなに気分が悪くても、陽気になれそうな気がします。

社務所では神主さんに6箇所目の御朱印を賜ります。

 

7番目は、毘沙門さんの世尊院です。毘沙門さんは、扉が閉まったお厨子の中で、涅槃のお釈迦さんの側にいるとされています。お厨子の前で焼香をした後は、寺務員さんから御朱印を賜ります。

 

 

最後は、善光寺にて、色紙の真ん中に御朱印を賜ると、七福神めぐりは結願します。

しかし、これは単なるスタンプラリーではありませんので、善光寺の境内もゆっくりと歩こうと思います。

 

長野駅の賑わいと比べると、善光寺の境内を歩く人はさほど多くはありません。やはり、御開帳の翌年は、静かになるのでしょうか。

善光寺では2回、線香を立てます。1回目は、六地蔵の前です(写真中)。左足を出している手前の地蔵さんの姿は、何度拝んでも頼りになるお姿です。

 

手水で清めて、山門をくぐり、2回目の線香立ては、本堂の前で行います。本堂のお参りは、外陣までとします。

 

御朱印所では、色紙への御朱印と共に、回向柱の説明書きも賜りました。

 

善光寺詣での締めくくりは、山門に登ります。

山門も空いています。険しい梯子段を登った楼上には、十一面観音さんがお待ちです。

 

その隣には、本尊の文殊さんを四天王が守っています。山門へのお参りはこれで4回目であるものの、こうして楼上の仏さんをゆっくりと拝見するのは、今回が初めてのことでした。

 

 

経路

熊谷《あさま603号》長野→観光情報センター→かるかや山(寿老人)→大国主神社(大黒天)→秋葉神社(福禄寿)、十念寺→往生院(弁財天)→THE FUJIYA GOHONJIN(布袋)→西宮神社(恵比寿)→世尊院(毘沙門天)→善光寺、山門→西之門よしのや→長野