美術館と博物館等の散歩記録

美術館、博物館、寺社の宝物館、特別拝観、各地の特別公開を綴ります。

2022年8月27日、和歌山城の天守を訪れる

登城日:2022年8月27日(土)、晴れ

場所:和歌山県和歌山市

 

天守閣入場料金:410円

 

 

昨年8月27日は、和歌山城天守閣を訪れました。

和歌山城が築かれている虎伏山へは、年に1回程度は歩いているものの、天守にまで入ったのは、20年近く前以来かと思います。

 

8月一杯は、通常の17時30分から延長されて、20時まで天守に入れました。

 

現在の天守は、昭和33年に鉄筋造りで「復元」されたものです。

天守の構造が、複数の櫓とつながる連立式であることには、今回の登城において、改めてパンフレットを読みながら城郭を見回してみて、初めて気づきました。

 

天守や櫓の中は、資料館として見学できます。

内装は、鉄筋コンクリートを剥き出しにはせずに、壁板を張っています。

 

1層目には、天守や櫓の図面や模型が展示されています。それを見ると、現在の天守を「復元」としている理由も分かります。単に大天守だけを再建せずに、連立式で小天守や櫓も建てた先人には感謝したいと思います。

天守の最上層からは、他の櫓や市街地を一望できました。

 

天守を下りた後の順路は、石垣上の回廊を、ニ之御門続櫓、乾櫓、御台所の順に、時計回りに巡ります。

 

城内にはほとんどお客さんがいなかったので、古き時代のことを想像しながら、一歩一歩ゆっくりと城を巡ることができました。