この企画展示のことは、後援者に名を連ねている、α-Stationの番組で知りました。
お釈迦「様」ではなく、お釈迦「さん」と題する所が、お寺や神社をさん付けする、京都らしさともいえます。
美術館の入口は地下にあります。そこから2階、3階へと、展示室が続きます。展示室の冒頭に書かれていた通り、お釈迦さんの生涯については、余り知られていないと思われます。
私自身は多分、歴史の授業で習ったことを忘れてしまったのですが、お釈迦さんが紀元前の5世紀から4世紀にかけて生きていたことは、こちらで改めて知りました。
お釈迦さんと同時代に、他の地域でも思想家が現れたことも、興味深いものでした。
但し、お釈迦さんの生涯については、後の時代の脚色が多いそうです。
良いか悪いかは別として、仏教がインドから、風土の違う中国や日本に伝わるに当たっては、多少の脚色も、在来の文化との習合も必要であったものと考えられます。
例えば、各地で描かれ、刻まれてきたお釈迦さんの顔形が、それぞれの国で異なっていることも、お釈迦さんの思想が、それぞれの土地に住む人と習合して行ったといえましょう。
鑑賞日:2018年6月17日(日)
鑑賞料金:1200円