鑑賞日:2022年6月13日(月)
場所:石川県金沢市
料金:800円(前売券購入)
6月13日は、石川県立歴史博物館へ、「大加州刀展」を観に行きました。
この展覧会のことは、1ヶ月前に、金沢城の掲示板で知りました。
チケットは前日の晩にネットにて、前売券を買いました。
コロナ禍以降は、公立の博物館・美術館において、ネットでの前売販売が普及してきたように思います。受付では、QRコードを読み取らせて、紙のチケットと引き換えました。
展示室は、階段を登った2階の2部屋です。
この展覧会は、『刀剣乱舞』とのコラボしていることもあって、館内のお客さんは、私の年代を基準とすると、若い世代の人が多く見られました。
加州、加賀にて地場の刀鍛冶が発展したのは、南北朝時代から明治の初めの頃とされています。備前や大和といった、古くからの名産地と比べると、歴史は新しいといえます。また、加州の刀鍛冶は幾つかの流派・系統があることも分かりました。
刀鑑賞をするのは、コロナ禍に入ってからは初めてかもしれません。それゆえに、最初のうちは刀の見方を、解説文を読みながら徐々に思い出します。そうしていると、様々な形の刃文が目に入ってきました。まっすぐの刃文があれば、波のような刃文もあります。
300~400年間の刀を通史的に展示している様子を観ていると、それぞれの刀には共通点はないようにも見えます。刀鍛冶も、その時代のトレンドを意識していたのでしょうか。
後半の展示に入ると、刀を観る体勢も、何年か前のスタイルが段々と戻ってきました。
お客さんが集中していない所では、身をかがめて、照明が刀に直接当たるような角度で観ます。そうすると、僅かであるものの、地金の模様も見えそうでした。
しかし、まだまだ私は修行が足りず、解説文に書かれているような板目肌を、はっきりと認識できるまでには至りませんでした。
こうして、地金まで集中すると、1時間弱の鑑賞時間はあっという間に過ぎてしまいました。