本日7月30日は、午後から練馬区立美術館を訪れました。こちの美術館へは以前、西武線沿線に通勤していた頃に何度か立ち寄ったことがありました。
館内では、9月16日まで、『没後50年 坂本繁二郎展』が開かれています。
坂本繁二郎の作品を集めた展覧会を鑑賞するのは、私にとっては今回が初めてでした。
展示は、繁二郎の生涯に合わせる形で、第1章から第5章に分かれています。
作品を通して印象に残ったことは、2つありました。
まず、目に見えるものとしては、光と雲でした。光はほとんど全ての作品において、雲は風景画において、様々な形で表現されていました。
更に、目に見えないものとしては、静物を描いた作品から、人々の動きが読み取れたことです。
例えば、果物には、果実として実るまでに、それらを育ててきた人の作業を想像できましたし、能面には、能面を被った人の技も想像できました。
美術館を出た時には、思わず、雲の浮かぶ猛暑の空を見上げてしまいました。
鑑賞日:2019年7月30日(火)
観賞場所:練馬区立美術館
池袋<<西武線>>中村橋→美術館
料金:1000円