昨年8月26日は、山口県立美術館にて、標記の企画展示を鑑賞しました。
この展示は、当日が最終日でした。
展示室は、毛利家の祖先に始まり、敬親公の生涯、殿様を取り巻く長州出身の人物、写真パネル、江戸時代に作られた長州藩領の模型も見られました。
更に、展示品には、書画骨董が並びます。
私はやはり、この手の展示になると、特に書に関心が向いてしまいます。
殿様の字は細くふにゃふにゃとした、おおらかな感じの書、
松陰先生は堅物で完ぺき主義、
高杉晋作は、状況に応じて異なる筆遣い、
木戸孝允の書からは、遊び心に富んでいて、殿様に次ぐおおらかさが垣間見られました。
殿様の周囲に、身分を超えて様々な人物が集まった背景も、殿様の人柄に拠る所が大きいと考えられます。
やはり、パンフレットに書かれていた通り、「この主君なくしては、松陰も木戸も高杉も活躍できなかった」といえましょう。
鑑賞日:2018年8月26日(日)、晴れ
鑑賞料金:1300円
経路: